キッカケはとあるお芝居のフライングスピーカーでした。そういえば、最近返しや効果として
フライングスピーカーが多いな(特にお芝居もの)、なにやらベルトで吊り下げているけど大丈夫なのかな
と思い、色んな協会(舞台関係)に電話をしてみました。
しかし、安全基準はないらしくホール協会が主催で以前一度だけ講習会を開いた経緯があると聞き
連絡してみました。
で、結論としましては、玉掛の資格が吊り物全ての基本です。という回答を頂きましたので、ならばと
今回講習&試験に行ってきた次第です。
こちらの資格は(社)日本クレーン協会という協会さんが受けてつけておりまして、
電話をして念のため、確認しましたところ、やはり、物を吊るという作業がある職場でしたら
こちらの資格は必要という回答でした。
それでは、内容についての体験談を・・
大まかには、学科講習2日間(2日目の最後にに学科試験と実技試験の一部)
実技1日間(午後からは実技試験)と計3日間の日程です。
学科の内容は、クレーンについて、力学、法令(労働安全衛生法)、ワイヤーロープの選定法
などなどです。それと、実技の方法(合図の仕方、笛の使い方等)についても説明がありました。
学科試験は○×で50問で60点以上で合格だそうです。
ま、講習をまじめに聞いていれば、まず落ちることはないと思います。
で、実技試験の一部として、例題よりワイヤーロープの選定法で算出した実際のワイヤーを
目視で選ぶという試験が2問、また、使用してはならないワイヤーが5本並べられて
それらを正しい使用不能の理由に当てはめる試験。(5本あるから全5問)
後者はまあ見ればわかりますが、前者の試験は難しいです。
ワイヤーロープが2ミリ刻みで、それを試験官が持って歩いて数秒で行ってしまいます。
ポピュラーなのが16ミリらしいので、自分の計りで16ミリはどれくらいを持っていたほうがいいです。
次に実技ですが、半日合図や笛の使い方、そして実技試験の演習となります。
で、午後から試験ですが、2日目に実技の手順書がもらえるし
実技試験の演習をやるので、要は憶えるしかないですね。
3人1組で試験は行われ、合図者と作業者に分かれて順番にやります。
途中作業者を退避させることが4回ありまして、この時に「退避ヨシ!」と
指先呼称するのですが、これを忘れると4点減点でもっとも大きい減点となります。
4回忘れると、計16点になりますので、気を付けてください。
ちなみに、実技の合格ラインは70点です。
また、同時に重さの目視という試験をありまして、様々な形の鉄材が4点置いてありまして
これを見た目で重さを当てるというのがあります。
目方でド〜ン(古い・・)で当ててもいいようですが、中には1トンくらいのものもありますので
まず、持ち上がらないと思います。おそらくは、実技の演習で使用した鉄材が何キロという
ヒントがもらえるようです。
以上、簡単ではございますが、玉掛試験の報告とさせて頂きます。
現在は落とさない方向で行っているらしいですが、総務庁からの指摘もあり、
今後は難しくなるようです。(現に学科試験は○×から3択に次回から変わるそうです)
また、国家試験になる方向で検討中とも聞きました。
簡単なうちに受けた方が良いという訳ではなく、国家試験になると講習部分が
無くなってしまうと思われます。是非、受けたい方は講習があるうちに受けて頂きたいです。
また、余談になりますが、学科講習の際に講師の先生の話で、
ある会社で軽傷の事故があり、それが続くと重傷の事故が発生する。
重傷の事故が発生するところは、いずれ死亡事故が発生する。
また、事故が起こる職場には、必ず、危なかった〜とか、ハッとしたという
ことが必ずあるので、そういう思いをしたら普段の仕事を見直してください。
という話があり、なるほどなぁと改めて思いました。
皆様も危なかった〜という思いをしたら、何故危なかったのかを考えてみてください。
ほうっておくと、いずれ事故のつながります。
お問い合わせは各地区の(社)日本クレーン協会さんのほうにお願いします。